埋められた上町台地の谷

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大阪文化財研究所が公開している『古環境と人間活動の関係把握に向けて-大阪上町台地の総合的研究』の中に興味深い図がありましたのでご紹介したいとお思います。

terai2004s.png
これは「上町台地の埋没谷(寺井2004)」という図で、上町台地の谷が埋められる前の様子が記されています。上町台地は難波宮が置かれて以降、土地の整備が行われてきましたが、その過程で多くの谷が埋められ山は削られてきました。

terai2004_2s.png
より分かりやすく谷筋に色を付けてみました。
大手前谷、釣鐘谷、本町谷、龍造寺谷、清水谷、上町谷、玉造谷、森ノ宮谷など、今も谷跡の面影を残す場所がいくつかあります。太古の時代に谷だったことをイメージしながら歩くのも楽しいですよ。

それらの谷跡の写真をいくつかご紹介します。

IMG_1662s.jpg
ここは清水谷の窪地です。とてもいい窪み方。

IMG_1674s.jpg
清水谷公園の高低差です。
石積みの階段がとてもいい感じ。

EOS_8179s.jpg
ここは龍造寺町の谷です。この坂はとても好きな場所。
名前を付けるとしたら龍造寺坂でしょうか。

EOS_8151s.jpg
龍造寺谷で銅座公園を囲むように谷がありますね。この写真がその辺りです。向こうに壁がありますが、壁の上が銅座公園。この辺りも興味深い場所です。


ご紹介したのはほんの一部ですが、これらの谷跡は、きっともっと深い谷だったのでしょうね。
太古の上町台地をイメージしながら歩く地形散歩はとても楽しい。

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