ひと目でわかる上町台地

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この地形図は国土地理院の数値地図5mメッシュ(標高)をカシミール3Dにより加工し作成しています。
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昨年末から「上町台地の高低差を歩く」シリーズを「十三のいま昔を歩こう」でご紹介していますが、「ひと目でわかる上町台地」というシートを作ってみました。上町台地は平らな低地の上に、細長く隆起した洪積台地が南北に伸びていて、全体的に標高は低く、土地の変化も少ない。ただ、西側の一部は急崖になっており上町台地を表す象徴的なエリアになっています。上町台地を一通り歩いた中で特徴的な地形をひとまとめにしたのが下にある写真入りのシートです。※さらに詳しく知りたい方は下記にリンクしておきます。

上町台地を歩いてつくづく思うのは、この台地はかなり特殊な地形であるという事。スリバチ地形は少なく(と、いっても清水谷のようにスリバチとして興味深いエリアもある)、下がるだけか上がるだけの地形が大半で、私はそれを「さかみちけい(坂道+地形)」と呼んでいるが、下がっても上がる場所がその先に見当たらず、上がっても平らなままの土地が続きます。とても単調です。そんな中でも特徴的な地形は存在する。たとえば、地形がラクダのこぶのように凸凹している「こぶちけい」。見る場所によって形状が「ひとこぶ」に見えたり「ふたこぶ」や「ゆるこぶ」に見る場所がある。また、大阪平野の真ん中にポツンとある特殊な土地ゆえに、昔は見晴らしがよかったであろう場所が多く存在している。それを「がけっぷちけい(崖っぷち+地形)」と呼んでいるが、低地に高い建物がなかった時代は180度、あるいは360度見渡せたであろうビューポイントが点在しているのが上町台地らしい。現在は目の前に高い建物が建っていたりするのでアースダイビングの視点でそれらを見渡す必要があります。

上町台地は、太古の時代から重要な施設が次から次にでき、まるでミルフィーユのように歴史の層が積み重なって現在の姿になっています。その間に、山は削られ谷は埋められ、地形の変化が少ない土地になってしまいました。しかし、そんな微変化な場所でも歴史的背景を重ねていくと急に面白くなったりします。その土地の歴史を知る事も地形を楽しむ重要な要素。大阪高低差学会ではそれらを整理しながら独自の視点で地形の楽しみ方を発見していきたいと考えています。

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【 a 】住吉大社
【 b 】帝塚山古墳
【 c 】阿部野神社
【 d 】聖天山
【 e 】阿倍野
【 f 】天王寺公園
【 g 】四天王寺
【 h 】清水寺大江神社
【 i 】生国魂神社
【 j 】空堀商店街
【 k 】龍造寺町
【 l 】八軒家浜
【 m 】大阪城
【 n 】難波宮
【 o 】玉造
【 p 】真田山三光神社
【 q 】鶴橋
【 r 】桃谷

※一部未制作です。

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