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東京スリバチ学会&大阪高低差学会・合同フィールドワークのご案内

21:00

大阪凸凹地形散歩。
大阪のスリバチの空の下


お待たせいたしました。
東京スリバチ学会&大阪高低差学会・合同フィールドワークの予習ページを作りました。当日参加される方はゆるーく予習しておくと、ちょっとは参考になるかも。

開催日:9月20日(土)雨天決行(ただし悪天候の場合は中止)

集合場所:天王寺公園・公園入口(天王寺ゲート)

集合時間:12時15分(16時30分頃あべのルシアスで解散予定)

参加費:420円(記念缶バッチ+凸凹地図+保険料+天王寺公園入場料)・小学生以下は150円。
※天王寺公園の入場料150円を含みます。
※天王寺公園に無料で入れる方は当日お知らせください。その場合は参加費は300円になります。
※参加費はできるだけお釣りがでないようにお願いします。
※昼食を済ませてお集りください。

※万一の事故に備えて傷害保険に加入いたします。当日にお名前と住所を書いていただく必要があります。名簿はイベント終了の数日後に新之介が責任をもってシュレッターで破棄します。
※住宅地、寺の境内を通りますので住民及びお参りの方の迷惑にならないようにご注意ください。

なお、参加の申し込み受付はすでの終了しております。
ご了承くださいませ。

(ATND)https://atnd.org/events/54761

【懇親会について】
フィールドワーク終了後、少し時間をおいて18時30分頃から皆川会長をはじめ、東京スリバチ学会の方々をお迎えしての懇親会(鯛よし百番、会費制・5000円程度)を予定しています。ただ、会場の都合上30名しか参加できないのですが、現在、東京スリバチ学会関係者と大阪高低差学会・おせわがかり関係者だけでほぼ定員いっぱいになってしまいそうな勢いです。私の想定が甘かった…。申し訳ございません。空きが出ましたら募集をかけるかもしれません。もう少しお時間をください。

ということで、
今回は遠方から大阪に来られる方が多いので、
改めて大阪の地形のおいたちから。

「河内平野の古地理変遷/平野区誌」より
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縄文海進があった縄文時代前期、大阪のほとんどが海の底でした。その海に半島のように突き出ていたのが上町台地です。その後、淀川や大和川からの流送土砂などにより次第に陸地化していきます。

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カシミール3Dで大阪の地形を見ると大阪市内のほとんどが平坦な低地である事がわかります。

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大阪市の中心部です。大阪駅や道頓堀、難波といった繁華街の海抜は1〜3m程度で、街を歩いても高低差はほとんどなく平坦な土地が続いています。そんな中で上町台地周辺を歩くとほんの少しの高低差に感動を覚えたりします。

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JR天王寺駅周辺です。赤い線が今回のフィールドワークのルート。四天王寺や茶臼山、通天閣があるエリアで、もっとも大阪らしい場所のひとつです。標高は高い部分でも約20m程度です。

【見どころ1】
和気清麻呂(わけのきよまろ)治水工事跡
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東西に続く谷は和気清麻呂が行った治水工事跡だといわれています。延暦7年(788年)、摂津大夫であった和気清麻呂は、上町台地に堀を開き、河内川(大和川)の水を大阪湾へ排水することを目的とした治水計画を立案します。政府もその計画の有効性を認め、和気清麻呂を責任者とし、延べ23万人の労働者を動員しました。しかし、膨大な費用を注ぎ込んだにもかかわらず工事は中断。その理由は明らかになっていませんが、当時の経済的・技術的段階では上町台地の開削は無理があったのではないかといわれています。

【見どころ2】
清水寺周辺のスリバチ
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規模は小さいですがわかりやすいスリバチ地形になっています。このエリアはかつて天王寺七名水が湧き出ていた場所。耳を澄ませば水の歌が聞こえてくるかもしれない(皆川会長風に)。

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天王寺公園の入口(天王寺ゲート)
です。この時計台が集合場所です。

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天王寺公園に入ったところで記念撮影を予定してます。集合時間に遅れないように集合してくださいね。

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大阪市立美術館前の高低差です。ここは上町台地の崖部分。フィールドワークの後半にあの通天閣の下も通ります。

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茶臼山です。かつては茶臼山古墳と呼ばれていたのですが、近年の発掘調査で、古墳の証拠となる埴輪などがほとんど出ず古墳説が揺らいでいます。和気清麻呂の治水工事で、河底池を掘り出した時に出た土を盛った山だとも言われています。

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河底池の西から東方面を見たところ。この延長線上にゆるい谷が続いています。

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河底池に架かる橋は、和気清麻呂にちなんで和気橋と名付けられています。

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東から西方面を見たところ。茶臼山の反対側も高台になっています。

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茶臼山にのぼります。

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てっぺんはこんな感じ。周辺では一番標高が高い場所です。

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天王寺公園を出て、水路開削跡へ向かう途中にある堀越神社。神社名と水路開削は何か関係があるのだろうか。

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清水の井戸(谷の清水)がある地蔵尊。いまでも井戸から水が流れています。

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ここからゆるい坂をのぼって四天王寺に向かいます。この道は四天王寺の伽藍(がらん)の延長線上にあり、正面には正門でもある南大門が見えます。

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手前の石は熊野権現礼拝石(くまのごんげんらいはいせき)。そして中門(仁王門)と五重塔。

四天王寺は、法隆寺よりも前の推古天皇元年(593)に建立された官寺です。排仏派の物部守屋と崇仏派の蘇我馬子の争いで、勝利した蘇我氏についていた聖徳太子が建立しました。

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宝物殿前にある長持形石棺蓋(ながもちがたせっかんふた)。荒陵(あらはか・茶臼山付近)から出土し四天王寺境内に移されたものと言われていますが、四天王寺の敷地からは、円筒埴輪を用いた埋葬施設や埴輪の破片が多数見つかっている事から、四天王寺の伽藍地に、かつて古墳が存在しており、四天王寺はそれらを取り壊して建立されたのではともいわれています。さらに、物部守屋が領有していた荒陵(あらはか)と呼ばれる古墳がこの地だったのではとも。いうなれば、日本で古墳が最初に破壊された場所なのかもしれません。古墳部としてもかなり興味深い場所です。

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四天王寺亀井堂の下に湧く亀井の水は、金堂の地底にあるとされる青龍池から流れてくると伝わる「白石玉出の水」とも呼ばれていて、この水の流れはさらに、清水寺の滝となっているともいわれています。 亀井の水は撮影禁止だったのでちょっと離れたところから。

さて、四天王寺を離れ安居神社(安居天満宮)です。
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ここは大坂夏の陣で、真田幸村は戦死した地だといわれています。

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2016年の大河ドラマ「真田丸」では、この地も紹介されるかも。

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境内には天王寺七名水にも数えられる「安井の清水」があります。残念ながら下には下りれません。

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ここは「増井の清水」跡。残念ながら今は石碑を残すのみです。かつては、岩組の間から湧き出る水を溜めた水溜場が上下2段に分かれ、江戸時代は上段を武士、下段を町人に汲み取らせていたのだとか。

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京都清水寺の音羽の滝とそっくりですが、清水寺の「玉出の滝」です。滝行の場で、最近は白い行衣に身を包み滝に打たれて行く若い人がいるようですよ。パワースポットブームってやつですね。いいかも。

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向こうの森が安井神社の森です。このエリアがスリバチ状になっています。

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高台に上がってきました。清水の舞台ならぬ清水寺舞台。

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ビルばっかりですが見晴らしは素晴らしい。縄文時代は一面が海でした。

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天王寺七坂のひとつ清水坂を下ります。

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泰聖寺境内にある「金龍の水」。天王寺七名水のひとつです。

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大江神社の石段を上がります。ちょうど101段あります。

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大江神社横の愛染(あいぜん)さんの敷地内にある多宝塔。推古天皇元年(593)に聖徳太子によって創建されましたが、これは慶長2年(1597)豊臣秀吉により再建されたもの。明治42年に国宝になっています。大阪市最古の木造建造物で現在は国の重要文化財です。

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天王寺七坂の口縄坂を下ります。

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天王寺公園に戻ってきました。通天閣の方に行きましょう。

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通天閣周辺は観光地化していますが、手描きのジャッキーチェンとか

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内股のお兄さんとかに出会えるかも。

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再び上町台地の崖にやってきました。ここの石積みはなかなか面白い。左からふたつめのところは後で石を積め込んだって感じですね。

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最後の見どころは高低差約10mの急な階段。以前はすべてが石でできていて「グレートな石段」と名付けていたのですが、一部コンクリートで補修されていました。残念。

と、今回のルートをダイジェストで紹介しましたが、
紹介しきれていないところもいくつかあります。
現地でいろいろ面白い場所を探してみてください。
予定では午後4時半頃解散です。

夜の懇親会は限られた人数になってしまいますが、
大阪では普通に有名な鯛よし百番で行います。
フィールドワーク終了後、少し時間がありますので、その間に、
ハルカスの展望台に行くもよし、近くの銭湯で汗を流すのもよし、
しばらく自由時間です。

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鯛よし百番は場所が分かりにくいので、参加者はどこかで集まって一緒に移動することになると思います。

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料理は普通ですが、館内は普通でないのでうろうろしてみてください。

鯛よし百番の写真は、大阪高低差学会のおせわがかりのひとり・カオスさんにお借りしました。
→「鯛よし百番 混沌写真


より大きな地図で 東京スリバチ学会&大阪高低差学会・合同フィールドワーク を表示


(関連記事)
摂津名所図会で見る四天王寺周辺の風景2014.09.08

(9月18日追記)
懇親会は会場の都合で東京スリバチ学会と大阪高低差学会の関係者でいっぱいになってしまいました。申し訳ございません。ご了承くださいませ。


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1分で巡る古市古墳群45基

00:30

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世界文化遺産の登録を目指している古市古墳群の分布図です。古市古墳群には45基の古墳がありますが、この地図はその分布がとてもわかりやすくまとまっています。Fのナンバリングは古墳を数字で区別するために付けられているようです。

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カシミール3Dでこのエリアを見てみました。標高が少し高い場所に造られている事がよくわかります。

下記の表は、それらの古墳を大きいものから順に並べています。大型の古墳は様々な資料で見る事ができますが、45基すべてをまとめて見れる資料がなかったので、表の順番に写真を並べてみました。今回は細かい解説はなしで、とりあえず一気に45基すべてを見てもらおうと思います。

古市古墳群リスト世界文化遺産を大阪に 百舌鳥・古市古墳群
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最後の赤面山古墳は高速道路の下にあるんですよ。面白いですね。写真の中でジャンプしているマークがついているものは古墳の上にのぼれます。大きい古墳はてっぺんからの見晴らしがよくて気持ちがいいです。詳しい記事は「十三のいま昔を歩こう」の方でまとめる予定です。


より大きな地図で 古市古墳群 を表示


(関連記事)
大阪高低差学会
古墳ファイル 1(奈良県)新沢千塚古墳群 2014.06.27
古墳ファイル 2(大阪府)高井田横穴群 2014.07.02
古墳ファイル 3(奈良県)馬見古墳群 2014.07.10
1分で巡る古市古墳群45基2014.08.08

十三のいま昔を歩こう
大阪高低差学会・古墳部 2014.07.04
玉手山古墳群〜安福寺横穴群 2014.07.26




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