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京阪神凸凹地図・京阪神スリバチの達人

01:30

高低差散策を楽しむバイブルの京阪神版誕生
すでに「東京23区凸凹地図」「多摩・武蔵野凸凹地図」「横浜・川崎・鎌倉凸凹地図」が発売されて大ヒット中の高低差散策を楽しむバイブルシリーズに京阪神版が新たにリリースされました。簡単に見どころを紹介したいと思います。

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「京阪神凸凹地図」は、昭文社の「街の達人 コンパクト 京阪神 便利情報地図」をベースに陰影段彩図を加えて立体的な地形を表示した地図です。それをベースとして街道や活断層、町歩きの目安となる歴史遺産や戦国時代の遺構、近代化遺産、ビュースポットなどをプロットしています。

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「京阪神スリバチの達人」は、京阪神の中から20ヶ所をピックアップしてその地域を写真入りで詳しく解説したものになります。「京阪神凸凹地図」は町歩きに役立つ実践用、「京阪神スリバチの達人」はピックアップした地域の魅力を解説した本と思ってもらえればいいと思います。

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「京阪神スリバチの達人」で取り上げた20のエリアは、「大阪・真田丸」「天王寺、住吉大社」「百舌古墳群」「古市古墳群」「箕面大滝」「枚方」「金閣寺・御土居」「嵐山・太秦」「銀閣寺・哲学の道」「南禅寺・蹴上」「清水寺」「伏見稲荷大社」「伏見」「宇治」「大山崎・天王山」「神戸・三宮」「神戸市須磨」「御影・住吉川」「西宮・甲山」です。

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前段に京阪神の地形のなりたちをわかりやすく解説しています。近畿トライアングルとか、

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プレートテクトニクスや縄文海進以降の地形の変遷、付加体や花崗岩の性質などにも触れています。

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各エリアの地図は「京阪神凸凹地図」と連動していますが縮尺が大きくて見やすいです。

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明治期や昭和初期の地図も載せているので町の変遷がよくわかります。

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見どころを写真付きで解説していますが、地形や地質に関わるスポットを中心の紹介しています。

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「京阪神凸凹地図」は地図の機能は活かしながら、活断層や街道、町歩きの参考になるような歴史的スポットなどをプロットし短いプチ解説文も入れています。

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プチ解説文は、ちょっと寄り道をしてほしいという意図が含まれています。

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この図は「京阪神凸凹地図」のために主な街道をピックアップした時のグーグルマップです。明治時代の地図から旧道を探し出していますので区画整理でなくなってしまった部分は街道が途切れていますが、街道めぐりの参考にしていただければと思っています。

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京都は御土居跡も入れています。痕跡が残っていない場所でも御土居があった頃を妄想していただければと…

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巻末には見どころスポットを写真付きで解説しています。

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この本の特徴をひとことでいうと「地形と断層と街道が把握できる地図」。おそらく活断層が広範囲でちゃんと入った一般書籍は今までなかったかもしれません。これからの町歩きのスタンダードな地図帳になればと思っています。ぜひみなさんの町歩きにご活用していただければと思います。

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地形散歩のすすめ

19:15

地形の歩き方ガイドブック
地形散歩のすすめ

東京からじわりじわりと全国へ浸透しつつある「地形歩き」。その発端は「アースダイバー」であり「ブラタモリ」であり「東京スリバチ学会」の活動であると思っています。東京では完全にブームになっているといっても過言でないほど、雑誌やテレビ番組で取り上げられ関連出版物も数多く出版されています。でも、それらは東京限定のものが多く全国に広がっていくにはもう少し時間がかかりそう。ならば、どこの町でも地形を楽しめるガイドブックがあってもいいのでは?という発想からこの本は生まれました。

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凸凹からまちを読みとく方法「地形散歩のすすめ」

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たとえば旧道や古道、街道ってどの町にも残っていたりしますが、それってこんな点に着目すれば面白いですよということを書いています。

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そもそも旧道とか古道、街道って何?というような、学生時代に習ったかもしれないことを各項目の冒頭で整理しています。地形散歩って、学生時代に習った地形を探し歩いていることでもあるように思います。教科書でしか見たことがなかった地形を目の当たりにしてその面白さがやっと理解できたりします。

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このページは地溝盆地です。盆地ってそもそもなんだっけ?から書いていますので、難しそうな内容ですが初心者向けにわかりやすく書いたつもりです。高校生でも理解できるようにということを念頭に置いていました。

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これは武蔵野台地と山手線。谷が樹枝状に刻まれていますが、細かい谷がある台地とそうでない台地がありますよね。海進と関係があるのですが、スリバチ地形をめぐる時はそれを知っているとより深く地形散歩が楽しめると思います。

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武蔵野台地の地形はかなり特殊で他の地域で似た場所はほとんどないと思うのですが、私なりのスリバチ地形の魅力を書いています。

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地形だけでなく地質にも触れています。安山岩や花崗岩、礫層やマサ化したガリ侵食など、身近にあるであろう地質の楽しみ方も紹介しています。

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この本を一言で言うと、地形の歩き方ガイドブックかも。学生時代に学んだはずの地理・地学の知識を整理し、どこへ出かけても通用する見方・心得が獲得できるそんな本を目指しました。
11月1日頃に書店に並ぶ予定です。よろしければ。


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■トークイベントのお知らせ
がくげいラボ×Talkin’ About vol.6 
山納洋×新之介『地形/物語散歩のすすめ』
■日時:11/12(金)19:00~
■場所:タイルギャラリー京都(学芸出版社3階)(京都駅より徒歩5分)/オンライン(zoom)
■配信方法:zoomミーティング
※オンライン参加を申し込まれた方には当日までに配信URLをお知らせします。
■主催:学芸出版社
■参加費:
・イベント参加(会場):1,000円 定員:15名
・イベント視聴(zoom):1,200円 定員:80名
・書籍『地形散歩のすすめ』(会場 or zoom)(送料込):2,200円
詳しくは下記へ
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-lab/talkin-about-vol-6-211112/?fbclid=IwAR3ZgTzVsR0iD0DKpwljj3n5usYzy7uB2fDTBwm-Jsw5en0ahAg-99bAL9k






目次

はじめに

第1章 「地形散歩」は町の魅力を読みとく学び場
「地形散歩」のすゝめ
地形の変化から町の景観や歴史を楽しむ
タモリさんから学ぶ「地形散歩」の楽しみ方
目の前の石ころに日本列島誕生のドラマを観る
人と自然との関わりが町をつくっている

第2章「まちなか」で楽しむ地形散歩
上町台地と熱田台地―高低差と歴史の古層を楽しむ
武蔵野台地―世界に誇れる稀有な地形と景観
スリバチ地形―谷を愛でる歩き方
坂道―坂が素敵な景観を創り出す
アースダイバー―古代の海岸線を妄想する
暗渠―町に潜む迷路・ラビリンスの世界

第3章「山地」がつくる地形
山―山はどうしてできたのか
V字谷・先行谷―大地のドラマはここからはじまる
滝―滝は後退し続けるものである
扇状地―水の出口を探そう
伏流水―伏見の女酒と灘の男酒
地溝盆地―断層と断層の間
断層崖―崖を見たら断層を疑え
バッドランド―バッドだが景観はグッド
断層コラム 中央構造線に集まるパワースポットの謎

第4章「河川」がつくる地形
ゼロメートル地帯―ゼロメートルは非安全地帯
三角州―島が生まれていく様子が国生み神話につながる
中洲―鳴かぬなら中洲で待とうホトトギス
河岸段丘―河川によって段々できてゆく段々
天井川―屋根より高い天井川
自然堤防と後背湿地―微高地こそ地形歩きの醍醐味
遊水池―失われた天然の遊水地

第5章「海岸」がつくる地形
砂州―砂の供給先と沿岸流を妄想してみる
海食崖と波食棚―崖を見たら縄文海進も疑え
海成段丘―海岸線の平坦面を疑え
砂浜海岸―町の安心と引き換えになくなっていくもの

第6章「火山」由来の地形
花崗岩―自然が作り出した不思議な岩の形
安山岩・サヌカイト―火山噴火の恵み
凝灰岩―古代人の創作意欲をくすぐる石材
玄武岩・柱状節理―自然の摂理に沿ったハニカム構造の神秘
石ころコラム 無限に跳ねる水切りの石を探せ

第7章「地形」と人の暮らし
古道・旧道・街道(上)―くねくね道は自然の曲線
古道コラム―古道の中の古道
古道・旧道・街道(下)―断層が道を導く
古墳―妄想力が古墳の魅力を高める
水車―川は永遠に続く動力源
「地名」は土地の記憶―土地への愛着が地名を残す原動力となる
水と暮らし―水に流して心も浄化
石切場跡(大坂城)―時間が止まった森
石切場跡(古墳)―手作業に限界はないのかもしれない
温泉―地獄と極楽は隣り合わせ
環濠集落―生きるために地面を掘る
焼き物―奇跡の焼き色スカーレット

おわりに



土木学会関西支部・FCCフォーラム2020と隆祥館書店リアル&リモート・ト-クイベントのお知らせ

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『ぶらり大阪「高低差」地形さんぽ』刊行記念
隆祥館(りゅうしょうかん)書店
リアル&リモート・ト-クイベントのお知らせ

下記イベントの開催日が変更になりました。
日時 :2021年1月24日(日)

隆祥館さんの裏はブラタモリのロケ地である龍造寺、前の窪地は瓦土取り場、その先もブラタモリのロケ地の空堀跡で高低差の宝庫です。周辺の話をいろいろお話しできればと思っています。よろしければ。

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日時:2020年12月19日(土) 14:00~16:00

日時 :2021年1月24日(日)

 時間 :開場13:45 :  開演14:00~16:00 
会場:隆祥館書店 8階多目的ホ-ル(リアル&リモ-トで配信)

リアルトークイベント
費用:3,800円
(内訳:参加費1,600円+本代『ぶらり大阪「高低差」地形さんぽ』 2,200円

リモートトークイベント
費用:3,900円
内訳:参加費1200円+本代『ぶらり大阪「高低差」地形さんぽ』2,200円+送料及び手数料500円)

詳しくは下記へ↓
『タモリさんを案内した地形ブ-ムの立役者  新之介さんによるリアル&リモート・ト-クイベント』


〈オンライン開催〉
FCCフォーラム2020「古墳:もっと誇りたい!大阪の世界遺産」のお知らせ

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講演内容・講演者

「百舌鳥・古市古墳群-その実像と歴史に迫る-」
福永伸哉氏(大阪大学文学研究科教授)
「百舌鳥・古市古墳群 世界遺産への取り組みー保存管理を中心としてー」
福田英人氏(藤井寺市文化財保護課)
「古代地形と古墳」
新之介(大阪高低差学会 代表)

日時:2020年12月12日(土) 14:00~17:00
開催方法:Zoomミーティング+Youtubeライブストリーミング(予定)
参加費:無料
主催: 土木学会関西支部

【申込受付中】↓
https://www.jsce-kansai.net/?p=3959


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ぶらり大阪高低差地形さんぽ・新之介

19:30

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新之介の新刊『ぶらり大阪「高低差」地形さんぽ』11月9日に発売されます。おかげさまで4冊目。大阪本は『凹凸を楽しむ 大阪「高低差」地形散歩(洋泉社・本体2200円)』『大阪「高低差」地形散歩 広域編(洋泉社・本体2200円)』に続いて3冊目ですが、洋泉社が宝島社と合併したため、2冊とも手に入りにくくなっていると聞きます。今回の『ぶらり大阪「高低差」地形さんぽ』は、産経新聞に連載していた34回分の記事をベースに手を加えたもの。過去の2冊とは内容も構成も異なりますので以前の著書をお持ちの方にも楽しんでいただけるかと。大阪市内の中心部と広域エリアの面白い高低差エリアを、まるで現地を歩いているかのような文章で写真や図版・古地図などもたっぷり挿入して構成しています。

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エリアは34カ所。大阪城と天王寺七坂、堺、古市古墳群、箕面の大滝は複数回に分けています。
大阪市内北部 龍造寺/空掘/天満橋/真田丸/京橋/大阪城1・2/梅田/十三
大阪市内南部 道頓堀/天王寺七坂1・2・3/四天王寺/住吉大社/阿倍野/平野
泉州 堺1・2/貝塚/岸和田/岬町
河内 古市古墳群1・2/石切/八尾・久宝寺/枚方/星田/富田林
北摂 大山崎/高槻 摂津峡/豊中 曽根/箕面1・2

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今回は大阪の地形の成り立ちを「ジオ・オオサカ」として約1500万年前から遡って解説。もちろん初心者向けに高校生でもわかる内容にしています。

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縄文海進からの地形の変遷が現在の大阪の地形の基盤になっていると思うのでその部分も改めて書いています。

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『ブラタモリ』でタモリさんをご案内した真田丸は、玉造駅から猫間川跡(東惣構堀)沿いを歩て真田丸へ向かう推奨コースを解説しています。

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四天王寺周辺は、8世紀後期に和気清麻呂(わけのきよまろ)が開削を命じたと言われる謎の窪地跡のはなし。

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古市古墳群では、安閑天皇陵古墳を本丸としていた高屋城跡の痕跡めぐり。

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富田林は、河岸段丘に刻まれた坂道などを巡る内容です。

新聞で連載していた記事をベースにしているので、難しいことは極力省いて地形と歴史との関係をまるでそのエリアを歩いているかのように一気に読める内容にしています。地形散歩の入門書として「地形さんぽをもっと楽しむヒント」の項目をつくり、Windows用のソフト「カシミール3D」やiPhoneやiPad対応の「スーパー地形」、無料で使える「今昔マップ」「地理院地図」についても解説していますので、これ1冊あれば、あなたもタモリさんのように地形歩きが楽しめるようになるはず。きっと…たぶん… よろしければぜひ


ぱらぱら動画です。




(追記)
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紀伊國屋書店梅田本店さんの入り口ではこんなディスプレーをしてくださっていました。大感激です。

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ツイッターで発売日前に平積みした写真をツイートしてくださっていたので、ミニ色紙を持ってジュンク堂近鉄あべのハルカス店さんへ。そういえばこの阿倍野歩道橋は、ブラタモリのロケで初めてタモリさんにお会いした場所です。
書店様でミニ色紙が必要な場合はお気軽にご連絡ください。


待望の地形本が出た!『平野が語る日本史/日下雅義』

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日下雅義先生の著書『平野が語る』が『平野が語る日本史』と改名し単行本として発売されました(2020年06月12日発売)。実は、表紙に使われている画像は大阪高低差学会から提供させていただいたものです。カシミール3Dを使いだした初期に作った画像を、出版社が採用してくださいました。日下先生の著書は、大阪高低差学会の活動において中沢新一氏の『アースダイバー』『大阪アースダイバー』と同じくらい重要で、「日本書紀」や「万葉集」などの古文献に書かれている当時の地形の描写等から地形のなりたちをひも解いておられます。私(新之介)は、その手法に感銘し、未熟ではありますが私なりに実践しているつもりです。大好きなカシミール3Dでつくった地形図が、大好きで尊敬する日下先生の著書の表紙になるということは大変光栄だしとても嬉しい。きっとこの本も私の愛読書になると思う。角川ソフィア文庫から発売中(880円税別)です。関心のある方はぜひ。

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